2025年11月

日曜電工(その2 やたら古いスイッチ)

日曜電工(その1 ダウンライトと人感センサー)の続き。

今工事している家はもともと母の実家で、私がオギャーと生まれて病院から最初に連れてこられた家です。生まれた時にはすでに新築ではなかったので、少なくとも築60年以上になります。とはいえ、これまでに何度も増築とリフォームを繰り返しています。

一番新しいリフォームが十年前で、前回の玄関はこのときにリフォームしました。一階は全体がリフォームされていますが、二階にはまだ手が加わっていない場所がたくさんあります。その一つがこのスイッチです。
階段スイッチビフォー
上2つが部屋の照明用で一番下が階段の電球用です。部屋用は普通の片切りスイッチ、階段用は階下でも入り切りできる三路スイッチになっています。やたらと重くて、動かすと大仰な音がでます。なので、どのスイッチもあまり使われませんでした。

何しろ60年以上このままなので開けるのが怖いのですが、意を決して開けてみます。「ここを外せ」と言わんばかりにマイナスのビスが見えているので、これを外してカバーを取り去り、さらにスイッチの取付枠にあるビスを外します。このビスもちろんマイナスです。

いろいろ活躍するわりにネジ回しにはほとんど使われないマイナスドライバーくんが今日は大活躍です。本来の仕事ができて、きっと喜んでいることでしょう。

さて、開けてみたらこんなん出ました。
古いスイッチを外す
まさか全部青い電線に繋がっているとは思いませんでした。これでは迂闊に外すと、どれがどれだか分からなくなります。現代の電工さんはマジックで「階段上」とか「リビング」とか書くのですが、こんな線では書けません。昔の電工さんはどうやったのでしょうか。

スイッチの結線は、現在では穴にプスっと差し込むだけですが、このころはいわゆるのの字曲げにしてネジで止めていました。ビスの頭はやはりマイナス。

面白かったのが「渡り線」です。渡り線というのはスイッチ同士をつなぐ線で、今は電線を短く切ってコの字形にして、プスプスと差して繋ぎますが・・・。
渡り線
こんなふうに線の途中を剥いてU字型にして巻き付けていました。これ、簡単なようでなかなか難しいと思います。

三路スイッチの端子の位置も違います。上の写真で渡り線が付いている場所が0番で、その隣と反対側に1番と3番があります。このスイッチの近くに階段の電球があるのに、片切りスイッチと渡り線で繋がっているのもヘンです。どう繋がっているのか、小一時間考えて結論がでましたが、説明が面倒くさいのでやめておきます。

全部外すとこんな感じ。スイッチボックスがブリキで出来ていて味わい深いです。なお、白いテープは私が付けたもの。付けないと何が何やら分からなくなります。
古いスイッチを外したところ
というわけで、昭和レトロなスイッチがモダンなスイッチに変わりました。
階段スイッチアフター
最後にブレーカーを上げ、スイッチを入り切りしてみます。ちゃんと使えるのをかくにん。よかった♡

と思いきや、ふと階段の照明を見るとヤバいものが目に入りました。
階段照明
というわけで、次はこれを交換します。

日曜電工(その1 ダウンライトと人感センサー)

今回はダウンライト2つと玄関スイッチの交換と、階段のものすごく古いスイッチの交換です。

まず、ダウンライトから。ビフォー。蛍光灯型のLEDもあるみたいですが、非効率なのでユニットごと変えることにしました。
ダウンライトビフォー
左のものから右に交換します。口径は同じですが、大きさも重さも全然違います。
新旧ダウンライト
ブレーカーを落として、天井から古いダウンライトを外します。板バネでとまっているだけなので、少し引っ張って、隙間から指をつっこんで板バネを内側に押さえて抜きます。簡単に抜けますが、調子に乗って引っ張ると天井の石膏ボードが傷むので注意。
ダウンライトを抜く
この段階で穴の直径を計ります。これは150mmなので150φというのを買います。今回買ったのはこれ。ちなみにφはギリシャ語で「ファイ」と読みますが、電工さんは「パイ」といいます。

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マイナスドライバーなどで電線を外してもいいのですが、頭上にあるのを外すのは面倒くさいので、ニッパーでちょん切って被覆を剥がます。
ダウンライトを外す
あとは器具に電線を差し込んで、天井に収めて終了。これは思いのほか簡単でした。
ダウンライトアフター
次はこのダウンライトを入り切りするスイッチの交換です。
玄関スイッチビフォー
このごく普通のパナソニックコスモを人感センサー付き「勝手にスイッチ」に交換します。

パナソニック 壁取付熱線センサ付自動スイッチ ホワイト WTK1811WK:amazon

ごらんの通りそんなに古いものではないので簡単だろうと思って開けてみると・・・。
電線被覆のももけ
何かに挟んだような傷がいくつもあって、ひどいところは芯線が見えています。芯線が見えている所は二ヶ所、これはヤバすぎます。原因は分かりませんが、ちょっとまずい施工です。

本当はちょん切って新たに剥いたほうがいいのですが、なぜかケーブルの長さが足りないので、やむなくビニールテープで巻きました。

で、取り付けたところ。
玄関スイッチアフター
このスイッチは点灯時間と作動する明るさが設定できます。この玄関は明るいので、夜だけ作動するように設定しましたが、なかなかいい感じです。

さて、次は階段のスイッチです。
階段スイッチビフォー
このスイッチは、僕が生まれる前から付いている代物で、60年以上前のもの。60年前の電工さんがどんな施工をしていたのか、それは明日に続きます。

2025年10月の総括

ついこの前まで暑い暑い言ってたのに、なんだか突然寒くなりました。天気もあまり良くない日が続きます。どうやら秋はなくなってしまったようです。さて、今月の話題といえば、熊さんと高市さんに尽きるでしょう。

熊といえば、学生時代、秋田県○○村出身の後輩が「私の実家はナマハゲも熊も出ません!」と言っていたのを思い出します。なにしろマタギの本場で「村」ですから、誰もがそう思っていました。卒業後、後輩を訪ねてその村に行ったんですが、想像していたような山奥ではなく、のどかな田んぼの広がる平地で、ナマハゲはともかく、どう考えても熊なんか出そうにありません。後輩には深く謝りました。

このように熊が出るのは山の奥というのが常識でしたが、今年からその常識も崩れてしまいました。例の○○村(現在は横手市に編入)でも多数目撃されています。○○村どころか市街地にも現れて問題になっています。それらの多くは、熊の本来の生息域からはかなり隔たっています。

では、なぜそんなところに熊が現れるようになったのでしょう。もちろん、私は熊の専門家ではありませんので、話半分で読んでください。

ちょっと哲学的な話ですが、「熊が現れた」というのは、熊が人の生息域に来るの同時に、その熊を見た人がいるということです。たとえどんな大都会に熊が来ても、人に見つかる前に山に帰ってしまえば、それは現れたことにはなりません。

ご存知の通り、現在地方都市は人口が減少しています。それは実際に行ってみると実感できます。10年前に行ったときは活気があったのに、今行くとおそろしく寂れているように感じる街はたくさんあります。そういう街では数字に出てくる人口減少以上に人がいない印象を受けます。

熊だって本当は人間には見つかりたくないはずです。しかし、その人間が減ってしまった。過疎化が進むに従い活動域を広め、その一部が人が少なくなった街に現れ、さらにその一部の迂闊なヤツが人に目撃されたり被害を与たりするのでしょう。見つかっている数の何倍もの数が人里に来ているとしか考えられません。

もちろん、さらに根本には熊の生息数が増えているというのもあるでしょう。山に食べ物がなくなったから人里に出るともいわれますが、もしそうだとすれば単純に生息数は減るはずです。メガソーラーで生息域を奪われたというのもおかしい。メガソーラーは熊の本来の生息域にはありません。そんなところに作る経済的合理性がないからです。仮に熊に影響したとしても、せいぜい雨宿りに便利なぐらいでしょう。

私の考えをまとめると次のようになります。人のほとんどいない山奥に生息していた熊が、過疎化とともに本来人間が住んでいた所まで、すこしずつ活動域を広げていった。過疎化といっても人が住んでいた所ですから、山奥よりは熊の食べる物はあります。その結果、栄養状態がよくなり生息数が増えた。この一部が、より餌の多い市街地に出て、さらにその一部の迂闊なやつが目撃されたり被害をおよぼして騒ぎになる。そういうことではないでしょうか。

まあ、素人考えなんですけどね。高市首相についてはまたこんど。
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